2018年度・防災イベント
富士山南東消防本部(三島消防署)で、上級救命講習を受講してきました。
2018年の防災イベントは、社員一同で富士山南東消防本部(三島消防署)に足を運んで「上級救命講習」を受けてきました。
JP21のオフィスには「AED」が置かれていますが、正直「いざという時は誰かがやってくれればいいな」という気持ちが…。
しかしそんなことではいけません。「誰かができるように?いやいや全員でしょう!」ということでさっそく行動。AEDの取り扱い、救急蘇生法、ケガをした人の搬送法などを丸1日かけてしっかり学んできました。
まずは病気やケガで動けなくなっている人への対処です。声かけや呼吸の確認をすること、その人の状態によってどんな姿勢を取ってもらうのがいいか、運ぶ場合はどんな方法かあるかなどをひとつひとつ学んでいきました。
一人の場合、数人いた場合にそれぞれどうやって倒れている人を動かすか、毛布や竿竹がある場合の搬送方法など、ちょっとした工夫で大幅に効率が上がる貴重な知識ばかりです。
次は三角巾の使い方です。止血するために強く縛る、ケガをした時に覆い包む、骨折した時に補助・固定するなど、三角形の布1枚で実にいろいろな使い方ができるのは驚きでした。
また、ふだん何気なくやっていて意識しない「結び方」も、目的にあった結び方を知っていればかなり大きな力を発揮するということもわかりました。
お弁当を食べて休憩したあとは午後の部。心肺蘇生法を学びます。「ドラマでは見たことがある」「胸をすごく強く押すんでしょ?」ぐらいのイメージはあるものの、ほとんど全員が練習用マネキンに触るのも初めてです。
倒れている人を見つけた時はやみくもに近づくのではなく、クルマの往来等、まず自分の安全を確認すること。胸を押す強さ(実際の人間だともっと強く押さないといけないそうです)とペース、人工呼吸の力加減や息が入っているかの確認方法、そして胸骨圧迫と人工呼吸を絶え間なく続けることの大切さを学びました。
さらにAEDの使い方を実践していきます。「使い方はAEDがすべて音声で案内してくれる」ことはなんとなく知っていたものの、実際に触って使って手順を踏んでみるのはかなり大事な経験だと思いました。
「心肺蘇生」→「AED」→「心肺蘇生」…救急隊が到着するまで繰り返す一連の動作を最後に全員がチェックしてもらい、筆記試験を経て講習は無事に終了。後日、全員「上級救命講習修了証」を手にすることができました。
心肺蘇生からAED、そして心肺蘇生の再開までの流れを1工程やるだけでもかなりハードだったので、救命の知識・経験のある人が増えることにより、ひとつでも多くの命を救えると思いました。
丸1日の講習を終え、みんなの背中が少し頼もしく見えた帰り道でした。三島消防署のみなさん、指導員ボランティアのみなさん、ありがとうございました。
施設紹介
富士山南東消防本部
http://fdfujisan-nantou.shizuoka.jp/
富士山南東消防本部(三島消防署、裾野消防署、長泉消防署)では、普通救命講習(9:00~12:00)、上級救命講習(8:30~17:30)、指導員講習(8:30~17:30)などの各種試験や講習会を定期的に開催しています。
http://fdfujisan-nantou.shizuoka.jp/course